頭皮は皮脂がもっとも多い場所

身体の中で、頭皮はもっとも皮脂の多い場所です。
皮脂が出るのは毛穴ですから、髪の毛が生える頭皮が一番多いのは納得できます。

 

ただ、髪の毛は約10万本(毛穴も10万個)に対し、顔の毛穴は約20万個と倍です。
にも関わらず、皮脂量だけを見ると、半分である頭皮の方が多いのです。

 

不思議に思う方もいると思いますが、毛穴の奥にある皮脂腺の大きさが影響しています。頭皮は常に外に出た場所で、またもっとも身体の高い場所にあるため、紫外線をはじめとする外部刺激を受けやすい場所です。

 

そのため、身体は毛穴から皮脂を多く出して、頭皮を守ろうとします。
これにより毛穴の量は少なくても、頭皮は皮脂がもっとも多い場所になっています。

皮脂が多い頭皮で起こる現象

皮脂は、肌のバリア機能の一つです。ところが、時間の経った皮脂や刺激を受けた皮脂は、肌そのものへの刺激物質へと変わってしまうことがあります。

 

まず、考えられるのが紫外線の影響です。
皮脂に紫外線が当たると、皮脂が酸化して過酸化脂質に変わります。これは頭皮に悪影響を与える刺激物質であり、炎症を起こさせ、薄毛の原因になると言われています。

 

次に多いのが、皮脂が雑菌の餌となることで起こる現象です。
皮脂量の多い頭皮では、皮脂が雑菌によって分解され、遊離脂肪酸が生まれます。遊離脂肪酸は頭皮に炎症を起こし、薄毛の原因になります。

 

このように、バリア機能として出てきた皮脂が、古くなったり、外部刺激を受けることで別のものに変質し、頭皮へのダメージとなるのです。

皮脂から頭皮を守る方法

このような現象が起こるくらいなら、最初から皮脂が出なければいいのに……と思ってしまいます。しかし、皮脂がなければ頭皮は直接ダメージを受けますから、肌荒れが起こりぼろぼろになってしまいます。

 

ですから、大切なのは一日の終わりに古くなった皮脂をしっかり除去する洗髪(シャンプー)をすることです。
一度、頭皮からすっきり皮脂を除去してしまうと、なくなった皮脂を補おうと身体は新しい皮脂を出します。

 

この皮脂量が適切であれば、しっかり肌をガードしつつ、わたしたち自身には不快感を与えず、もちろん悪臭も発生しません。
このリズムをしっかり守るよう、日々の行動に気をつけていけば、頭皮の臭いに悩むこともなくなるのです。